井山裕太が単独最多タイトル 囲碁、王座防衛し三冠堅持

 第72期王座戦5番勝負の第4局を振り返る井山裕太王座(左)と芝野虎丸九段=6日午後、神奈川県秦野市
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 囲碁の第72期王座戦5番勝負の第4局は6日、神奈川県秦野市で打たれ、井山裕太王座(35)=碁聖・十段との三冠=が193手で挑戦者の芝野虎丸九段(25)に黒番中押し勝ちし、対戦成績3勝1敗で王座を防衛、三冠を堅持した。通算のタイトル数は77に伸び、趙治勲名誉名人(68)を抜いて単独最多となった。

 井山王座は4連覇。通算では10期目の王座位となり、名誉王座の資格を得た。井山王座の名誉称号資格は5個目。

 井山王座は大阪府東大阪市出身で2002年、12歳でプロ入り。16歳で阿含・桐山杯を優勝し、初タイトル獲得。16、17年に2度、七大タイトルを同時制覇し、棋戦優勝を積み上げた。

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