「右側で立ち止まる」市民45% 名古屋のエスカレーター条例浸透

 名古屋市は、エスカレーターの利用に関する市民アンケート結果を10日までに発表した。左側に人が並び、右側が空いているとき、右側に立ち止まって乗ることがあると答えた人は45・4%で、2023年度調査から13・0ポイント増えた。市は立ち止まって利用することを義務付けた条例を23年10月に施行しており「徐々に浸透している」と分析した。

 空いている右側に立ち止まって乗ることが「ない」と回答したのは50・1%。理由を複数回答で尋ねると「習慣となっているから」が54・4%で最多だった。「他の利用者とトラブルになるのを避けたいから」34・3%、「急いでいる人が右側を歩けるよう空けておくべきだと思うから」30・8%と続いた。

 条例施行後、右側でも止まって利用するよう意識しているかとの質問には62・8%が「している」と答えた。条例でエスカレーター利用の安全性が高くなったと思うかどうかは「思う」を選んだ人が35・1%。「思わない」16・6%、「分からない」47・0%だった。

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