相馬野馬追、武者が出陣式 福島、戦国絵巻さながら
福島県沿岸部で千年以上の歴史を誇り、甲冑姿の騎馬武者が戦国絵巻さながらの光景を繰り広げる行事「相馬野馬追」が23日、開幕した。
相馬中村神社(相馬市)の出陣式では、かつて一帯を治めた相馬氏の末裔で、総大将を務める大学2年相馬賀胤さん(19)=福岡県=が「全騎馬軍勢を整え、威風堂々と出陣してほしい」と訓示した。
その後、騎馬武者たちが、ほら貝の音を響かせながら市内を練り歩き、沿道の見物客らが見入った。岐阜県から訪れた会社員畑中浩さん(63)は「相馬市で働く息子と見学した。歴史やしきたりなど迫力があってすごかった」と語った。
昨年から男女平等などの観点を踏まえ、女性の「20歳未満で未婚」という出場条件を撤廃した。執行委員会によると、今年の女性出場数は48騎で記録が残る2010年以降最多。
野馬追は、相馬氏の遠祖とされる平将門が放った野馬を敵に見立てて軍事演習をしたのが起源とされ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
24日には最大の見せ場「甲冑競馬」や「神旗争奪戦」があり、25日に最終日を迎える。
