「バカ殿と爺が一緒になれた」桑野信義さん歓喜 志村けんさんとの似顔絵“ツーショット”を披露

 ミュージシャンでタレントの桑野信義さん(63)が29日、「心がキンキラキンな朝」とハイテンションに自身の公式ブログを更新した。ファンに公開したのは、神戸のボールペン画家橋本薫さんから贈られたという自身の似顔絵。テレビ番組「志村けんのバカ殿様」で長年演じた家老役姿の桑野さんを中心に、愛犬やトランペット、サングラスなど、「クワマンさんと言えばコレ!」が詰まった1枚だ。

 橋本さんから5月中旬に贈呈された志村さんの似顔絵と、自身の似顔絵を並べ「久しぶりに殿に会えて元気を貰えました。バカ殿様と爺が一緒になれたのです」と貴重な“ツーショット”をかなえた。過去のブログでも志村さんの似顔絵を「家宝」と語っていた桑野さん。「殿と爺の作品を一対として大切にしますぞ」とまたひとつ家宝が増えたことを報告。その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいるようにも見えた。

 さらに、バカ殿様ファンにうれしいサプライズも。「殿!!爺は心から嬉しいですぞあまりにも!あまりにも嬉しいので…」と、数カ月ぶりに「爺」メイクを披露。志村さんの訃報後、憔悴していた桑野さんを知るファンにとってはうれしい姿となった。

 殿と爺のツーショットをアシストした橋本さんは「私の絵を見て元気になっていただけるなんて、絵描きとして本望です。桑野さんがブログで私の絵を紹介してくださったことで、私も力をいただきました。いつか恩返しができるよう、また絵の修行に励みます」と静かに喜びを語った。

(まいどなニュース/神戸新聞・金井 かおる)

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