2匹の保護猫、胸元におそろいの「白いワンポイント」 別々の場所で保護された同じ春生まれの2匹が家族になるまで
人と猫の出会いは、まさに運命のようなもの。どこかで待っている小さな命と、新たな家族として迎え入れる人とが、時を経て結ばれることがあります。今から3年前、「はる」ちゃんと「しゅん」くんも、そんなご縁によってXユーザー・はるしゅんさん(@harusyun21)の家族になりました。
前々から猫を迎えたいと考えていた飼い主さん夫婦は、里親募集サイトを見ている中で、チョコレートのような色をした被毛の子猫「はる」ちゃんの写真に目を奪われました。そして、同じ募集者が黒猫「しゅん」くんの里親も募っていたことから、生まれた時期が近いことも後押しとなって、一緒に迎え入れることを決めたといいます。
「ふたりは、どちらも生後推定5カ月でした。別々の場所で保護されたので、血の繋がりはないと思われます。ただ、胸元には同じ白毛のワンポイントが。春生まれだったこともあり、訓読みと音読みを組み合わせて『はる』と『しゅん』と名付けました」
運命のような出会いを経て、新たな生活が始まりました。
■やんちゃな女の子と怖がりな男の子、新たな生活のスタート
お迎えした当初、はるちゃんは好奇心旺盛だったといいます。閉まっている扉にも果敢にチャレンジ。ハンドルタイプのドアノブには飛びついて開けてしまい、何度もドアノブを壊してしまいました。現在は開けてほしくない扉のドアノブを縦向きに変えて対応しています。
対照的に、しゅんくんは警戒心が強め。お迎え直後はケージの中で身を縮め、猫ベッドに頭を突っ込んで動かない日々が続きました。おもちゃやチュールで誘ってもダメだったため、時間をかけて、そっと寄り添うことに。すると、少しずつ心を開いてくれたそうです。
「人間のごはんに強い興味を示し、食卓に並べるとすぐに食べようとするのも困りごとでした。何度下ろしても改善されず、現在は人間がキッチンで食事をとる生活になりました」
ふたりの性格の違いに驚きながらも、飼い主さんはそのひとつひとつを受け入れ、新しい暮らしを築いていったのです。
■ふたりに新しい家族が…幸せな未来へ
はるちゃんとしゅんくんは、現在推定3歳を迎えました。家族になってから、飼い主さんの暮らしはすっかり猫ファーストに。インテリアを選ぶ際は誤食や怪我のリスクを最優先に考えるようになりました。
また、引っ越しの際も脱走対策やキッチンの侵入防止がしやすいかを基準に選ぶようになったといいます。
「そんな日々の中で、家族の笑顔は増えるばかりです。昨年10月に赤ちゃんが生まれたので、今は猫と赤ちゃんが共存できる環境づくりに奮闘中です」
はるちゃんは新しいものに目がなく、すべてをいち早くチェックしないと気が済まない性格。一方、しゅんくんは慎重派で、ごはんが大好き。キッチン前で1時間前から待機するのは日常の風景です。
「ふたりを家族に迎えられて本当に良かったです。毎日が楽しく穏やかで、かけがえのない時間。これからも健やかな猫生を共に歩んでいきたいです。そして、赤ちゃんを見守るお姉ちゃん、お兄ちゃんになってくれるとうれしいですね」
これからも、はるちゃんとしゅんくんが大切な家族の一員として、たくさんの幸せを届けてくれることでしょう。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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