自民・国民、政策協議で一致 経済対策、税制で協力打診
自民党の森山裕幹事長は31日、国民民主党の榛葉賀津也幹事長と国会内で会談し、政策協議を開始する方針で一致した。自民は公明党との少数与党となっており、11月中に取りまとめる経済対策や対策の財源となる2024年度補正予算案、25年度予算案の編成、税制改正への協力を呼びかけた。榛葉氏は「案件ごとに対応する」と応じた。特別国会の首相指名選挙では決選投票を含め国民の玉木雄一郎代表に投票すると伝えた。
自民は経済対策に国民の主張を反映させ、政策ごとに連携する「部分連合」実現を目指している。榛葉氏は11月1日に公明党との幹事長会談に臨む予定で、森山氏は自民、国民民主、公明の3党で政策協議を行うことになるとの見通しを記者団に示した。
森山氏は石破茂首相と玉木氏の党首会談の開催も要請。榛葉氏は前向きに検討するとした。森山氏は、立憲民主党や日本維新の会にも党首会談を呼びかけると記者団に述べた。
玉木氏は30日、自民との協議に関し「手取りを増やす経済政策の実現に全力を傾けたい」と記者団に述べた。