辺野古、国が死亡船長を刑事告発 事業無登録運航の疑い、海保受理
沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、同志社国際高(京都府)2年の武石知華さん(17)と金井創船長(71)が死亡した事故を巡り、金子恭之国土交通相は22日の記者会見で、船が事業の登録をしていなかったとして、海上運送法違反容疑で金井船長を刑事告発すると明らかにした。内閣府沖縄総合事務局は同日午後、中城海上保安部に告発状を提出した。海保は受理した。
国交省によると、金井船長が2023年以降、高校側から依頼を受けて計6回にわたり生徒や教員を乗せ、その年に謝礼を受け取っていたことから登録が必要な事業に当たると判断したという。
もう1隻の船長は「刑事事件への影響」を理由に聞き取りに応じておらず、事業に当たるか確認できないとしている。運航団体「ヘリ基地反対協議会」は書面での聞き取りに応じているが、法人格がないため、同法違反に問えないとしている。
国交省は無登録の船による事故を防ぐため、各地方運輸局などに、許認可を得ていない疑いのある運航についての通報窓口を設置した。
