実質賃金、8カ月連続でプラス 10年ぶり、8月は1・5%増

 厚生労働省が7日公表した8月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は、前年同月に比べ1・5%増え、8カ月連続プラスになった。8カ月以上増加が続くのは2016年2月~17年1月の12カ月連続以来で、約10年ぶり。前年よりも物価上昇の勢いが鈍く、好調な春闘なども寄与し、賃金の伸びが上回る状況が続いている。

 ただプラス基調は実感に乏しいとの指摘もある。今年6、7月に2%台だったプラス幅は縮小。飲食料品の値上げが相次ぎ、電気・ガス代は政府による補助が9月使用分で終わり、今後上昇する。プラスが今後も続くかどうかは物価動向などに左右される。

 8月の名目賃金に当たる現金給与総額は31万1364円で、前年同月比で3・8%増えた。7カ月連続で3%以上のプラスとなったのは34年5カ月ぶり。

 内訳は、基本給を中心とした所定内給与が3・8%増の27万7861円で、残業代に当たる所定外給与は5・2%増の2万497円。ボーナスを含む「特別に支払われた給与」は1万3006円で横ばい。

主要最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス