都知事選候補者の請求棄却 ポスター枠不足巡る訴訟
7月の東京都知事選に立候補した河合悠祐氏が、56人が出馬したのにポスター掲示板に48枠しか用意されなかったのは都選挙管理委員会の落ち度で、公選法に違反するとして選挙無効を求めた訴訟の判決で、東京高裁は11日までに請求を棄却した。選挙の公平性を害したとは言えないと判断した。10日付。
都選管は枠内に掲載されなかった候補者から申し出があった際、枠外にクリアファイルで掲示する対応を取った。
後藤健裁判長は「ポスターの見やすさに多少の差異が生じた可能性はあるが、見やすい場所に設置されなかったとまでは認められない」と指摘した。