大雨のアンダーパスで予防的規制 死者出た福島いわき市、運用改め

 福島県いわき市の冠水したアンダーパスで60代女性が死亡した大雨被害から7日で1カ月。国土交通省が対策を進める中、市は既に、センサーで浸水を検知してから通行止めにするこれまでの運用を改め、予防的な通行規制を導入。当時水位は短時間で急上昇しており、識者は運転者が迂回する重要性を指摘する。

 「急激な水位上昇で間に合わなかった」。市の担当者は唇をかんだ。9月7日午前7時半ごろ、センサーで15センチの浸水を検知。約40分後、市役所小名浜支所から約4キロ北の現場に職員が駆け付けて市道を通行止めとしたが、車は完全に水没していた。

 ウエットスーツと空気ボンベを装備した消防隊員が女性を救出。雨は降り続け、高さ約5メートルの天井付近まで水位は上がった。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。

 市が事故後に立ち上げた緊急対策チームは、想定以上の大雨が集中的に流れ込んだとみている。毎分6・3トンを排水できるポンプは2台とも正常に動いていたが、排水が追い付かず、事前通行止めにしないと防げなかったとの見解を示した。

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