しらせ、豪フリマントルを出発 第66次観測隊乗せ南極へ
【フリマントル(オーストラリア西部)】第66次南極地域観測隊(原田尚美隊長)の本隊を乗せた南極観測船「しらせ」(斎藤一城艦長)は9日、オーストラリア・フリマントルから南極の昭和基地に向けて出航した。海洋や大気の観測を続けながら南下し、来年1月2日の基地接岸を目指す。
この日は青空が広がり、岸壁には日本の国旗を持って見送りに訪れる人の姿があった。しらせは午前10時(日本時間午前11時)ごろ、タグボートに引かれて離岸。甲板に隊員が集まり、手を振りながら大海原に乗り出した。
本隊は今月5日に空路でオーストラリアに入り、しらせと合流。出航までの間、物資の補給や観測の準備を整えてきた。