世界初、核処分場操業開始へ フィンランド、来年初めにも

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場が、世界で初めてフィンランドで操業を開始する見通しとなった。原子力規制当局は今月4日、約4年半にわたる審査を経て、使用済み核燃料を地下に埋める処分場「オンカロ」が安全要件を満たすとの評価書を公表した。政府が今秋にも正式に操業を許可する構えだ。早ければ来年初めにも始動する可能性がある。地下約430メートルに10万年以上にわたり隔離する計画だ。

 最終処分場を巡っては、カナダや欧州でも計画が進む。日本では北海道の寿都町と神恵内村、佐賀県玄海町、東京都小笠原村の南鳥島で最終処分場選定を巡る文献調査が行われているが、予定地の選定は難航している。フィンランドでの動向が今後の日本国内での議論に影響を与える可能性もある。

 フィンランドの計画では、使用済み核燃料を銅製と鋳鉄製の二重容器に入れ、粘土で覆って地下に埋設。核燃料の放射能が安全なレベルに下がるまで10万年以上にわたり隔離する。(オルキルオト島共同)

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