NPTで目立つ空席、冷めた議場 合意への機運高まらず

 【ニューヨーク共同】約4週間にわたる議論を繰り広げた議場に熱気は残っていなかった。核拡散防止条約(NPT)再検討会議が22日、3回連続の決裂という最悪の結果で幕を閉じた。「合意に至る見込みがない」。30以上の代表団が姿を見せず空席が目立つ中、成果文書の採択断念を告げる議長の声が、むなしく響いた。合意に向けた機運は最後まで高まらなかった。

 当初予定から2時間以上遅れた閉幕会合。直前まで各国と交渉を続けたドー・フン・ビエット議長が議場に現れると、それまで雑談していた外交官らは、さざ波が引くように静かに席に着いた。

 「何の結果も出ないだろう」。欧州のある外交官は議長発言前に静かにつぶやいた。議場に漂っていたのは期待よりも諦めムードだった。

 実際、議長が採択失敗を明らかにしても、議場からは目立った驚きの声は上がらなかった。その後は会議期間中と同様に非難の応酬となった。各国からは「遺憾」の表明が相次ぎ、米国や英国は核問題などでイランを批判し、イランは反発。マリやセネガルの代表らは姿すら見せなかった。

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