仏首相、教育環境の改善検討 高校生反発、デモ継続構え
【パリ共同】フランス各地で高校生らが教育環境の改善を求めて続けるデモを巡り、ルコルニュ首相は7日のテレビ演説で、デモの沈静化に向けて5項目の検討に着手したと表明した。今月末に具体策を提示すると述べた。だが高校生側の団体は「具体的な措置がない」と反発し、抗議活動を継続する構えを示した。
5項目は(1)欠勤教員の代替確保(2)校舎や設備の改善(3)過密授業の解消-など。ルコルニュ氏は「若者の怒りは何もないところから起きたのではない」と理解を示した上で「政府は信頼を取り戻さなくてはならず、まずは若者の声に耳を傾ける必要がある」と語った。
地元メディアによると、デモを呼びかける団体の一つ、高校生組合連合のラニ代表は具体的な提案があるとし、ルコルニュ氏との面会を求めた。
フランス各地では7日も高校を封鎖するデモが続き、授業が一部または全面的に取りやめになった高校は459校に上った。パリではマクロン大統領の母校の高等教育機関、パリ政治学院で学生らが高校生への連帯を示して入り口を封鎖するなどした。
