阪神ドラ6・中野、憧れは鳥谷「広い守備範囲でピッチャーを助ける」指名あいさつ
阪神からドラフト6位で指名された中野拓夢内野手(24)=三菱自動車岡崎=が5日、岡崎市の同社で畑山統括スカウト、筒井スカウトから指名あいさつを受けた。
社会人2年目の今年は遊撃手として主にプレーし、大会では無失策を継続している。「なんとか自信を持って守れるようになってからはエラーが減ったのかなと思います。自分は広く守るタイプ。広い守備範囲でピッチャーを助けることを心掛けています」と中野。現在、チームの失策数はリーグワーストの82。社会人野球でも鉄壁の守りを見せてきた中野の守備力に期待がかかる。
担当の筒井スカウトは評価ポイントについて「顔ですかね」と笑顔。続けて「本当にたくさん武器を持っている選手なので、守備、打撃、走塁と全ての武器を使って、1軍のウチの選手との競争に加わってほしいなと期待しています」と言葉に力を込めた。
幼少期から阪神ファンだったことを告白した中野。なかでも憧れは元阪神で現ロッテの鳥谷だ。「ショートというポジションをやり始めた時にタイガースの鳥谷選手のような守備をしたいと思ったのが最初です」。鳥谷に憧れた男が、タイガースに入る。木浪や小幡らとの正遊撃手争いにも果敢に挑んでいく。