阪神逆転負け ロハス3三振の大ブレーキで20打席連続無安打 佐藤輝大暴れも…

8回、打ち損じて悔しがるロハス。この後、見逃し三振に倒れる(撮影・田中太一)
 8回、見逃し三振に倒れるロハス(撮影・西岡正)
5回、スモークに逆転3ランを許し悔しさをにじませる伊藤将(撮影・田中太一)
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 「巨人5-3阪神」(15日、東京ドーム)

 通算2000試合目となった伝統の一戦。阪神は逆転負けで連勝が4で止まった。2位・巨人とのゲーム差は3・5となった。

 九回は1死満塁の絶好機を迎えたが、糸原、マルテが凡退。あと一歩が届かなかった。

 先発のドラフト2位・伊藤将司投手(25)=JR東日本=が6回5失点でプロ初黒星。1点リードの五回にスモークに痛恨の逆転3ランを被弾し、リードを守り切れなかった。

 「6番・右翼」で出場したメル・ロハス・ジュニア外野手(30)は1四球をマークしたが、3三振。ひげをそって心機一転で臨んだ一戦でも快音は聞かれず、球団外国人ワーストの20打席連続無安打となった。16日の同戦は先発のアルカンタラと代わってベンチ外となる見込みの助っ人が、厳しい立場に立たされた。

 ただ、勝ちきることはできなかったが、ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=の攻守に渡る活躍が際立った試合だった。

 まずは初回。2死三塁の先制機で打席に入った佐藤輝は、サンチェスの外角に沈むスプリットを逆らわずに弾き返し、鋭い打球は左中間を破った。先制二塁打で仕事を果たすと、第2打席はさらに強烈な一打を放った。

 1点を追う展開となった三回1死一、二塁。次はサンチェスのカーブにジャストミートし、今度は右中間を深々と破る2点適時二塁打を放った。ここでは、二塁塁上で両手でのガッツポーズ。八回にも中川から右翼線へ二塁打を放ち、プロ2度目の3安打猛打賞を達成だ。

 堅守を見せたのは直後の三回2死。岡本和の強烈なゴロが三塁方向を襲ってきたが、とっさに反応し好捕。一塁にストライク送球し、ベンチに戻ると満面の笑みを浮かべた。

 伝統の一戦は巨人の1094勝835敗71分けとなった。

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