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阪神、マルテ弾で後半戦最大3・5差 拙攻地獄も4番が救った九回同点3ラン

 「ヤクルト4-4阪神」(14日、神宮球場)

 重苦しい空気をラパンパラで吹き飛ばした。阪神は3点を追う九回、ジェフリー・マルテ内野手(30)が窮地を救う同点18号3ランを放ち、価値あるドローに持ち込んだ。序盤は拙攻の連続で好機をつぶしたが、4番が土壇場で起死回生の一撃。2位とのゲーム差は後半戦最大の3・5差へ。さぁここから首位固めや-。

 最後まで諦めない-。執念が奇跡を呼んだ。左中間席にグングンと伸びた白球に祈りを込め、マルテは一塁へ走りだした。起死回生の同点18号3ラン。冷たい雨でびしょぬれになった虎党、仲間が両拳を突き上げる。ベンチ前で豪快に「ラパンパラ」を決めた猛虎の4番が、チームの窮地を救った。

 3点を追う九回だ。先頭の近本が四球で出塁、1死二塁から糸原もフォアボールを選んで好機を拡大した。一発が出れば同点と仲間が懸命につないで作ったチャンス。4番としてのプライドを持ち、静かに闘志を燃やしながら、打席に立った。

 「ホームランとかは狙わずにシンプルに後ろにつなぐだけだったし、その前の打席で打つことができなかったから、あの場面でいい結果を出すことができてよかったよ」

 守護神・マクガフが投じた4球目。真ん中低めのカットボールを捉えた。打球は弾丸ライナーでスタンドに飛び込む文句なしの本塁打だ。

 この日は何度もチャンスで期待に応えることができなかった主砲。1点を返した直後の七回無死一、二塁で迎えた第4打席。反撃ムードが漂い、左翼ポール際へ大飛球を放った。だがわずかに左に切れてファウルに。矢野監督のリクエストも実らず、最後は捕邪飛に倒れた。三回にも1死満塁の好機で見逃し三振。その鬱憤(うっぷん)を吹き飛ばす一撃になった。

 価値あるドローへ持ち込んだアーチに矢野監督は賛辞を惜しまない。「打ってくれ、打ってくれと思っていたらホンマに打ってくれたね。みんなのモヤモヤを吹き飛ばしてくれるような」と興奮気味に振り返った。

 劇的な同点弾に試合後もスタンドの興奮は収まらない。三塁側から注がれる歓声を浴びながら、クラブハウスへ戻る際にファンと共におかわり「ラパンパラ」を披露した。

 「自分だけでなく、みんながいい仕事ができているし、みんなの諦めない姿勢が今日のような結果を生んだと思う。明日以降もそういった試合ができるように頑張るよ」とマルテ。頼れる4番の一振りが、猛虎の粘り強さを証明した。

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