阪神が首位を死守!九回に木浪がV犠飛、声出しの通りに「全員野球」発揮

9回阪神1死三塁、阪神・木浪聖也は勝ち越し犠飛を放つ(投手中日R・マルチネス)=バンテリンドームナゴヤ(撮影・山口登)
 9回、木浪は勝ち越し犠飛を放ちガッツポーズ(撮影・山口登)
 9回、内野安打を放つ島田(撮影・飯室逸平)
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 「中日2-3阪神」(21日、バンテリンドーム)

 阪神は、中日との接戦をものにした。2位・ヤクルトが先に試合を終えてDeNAに勝利。阪神は負ければ首位陥落の危機だったが、九回に木浪の犠牲フライで勝ち越し、死守した。

 先制は阪神だった。三回、先頭・梅野が死球で出塁し、秋山が犠打を決めて1死二塁。ここで、近本が柳の130キロ変化球を右翼線へはじき返し、1点をもぎとった。なおも1死二塁で、中野が中前適時打をマーク。今季2試合対戦で17イニング無得点だった難敵・柳から、20イニング目での得点となった。

 先発の秋山は5回5安打無失点と好投。ハーラートップの11勝目の権利を持って降板したが、幻となった。六回に登板した2番手・小川は、先頭の高橋周に四球を出し、続く木下には左前打で一、二塁。加藤翔を一ゴロに打ち取ったところで交代した。3番手・及川は、柳の代打・福留を抑えたものの、続く京田に2点中前適時打を浴びて同点を許す。結果的に継投が裏目に出た形となった。

 それでも、打線は九回に島田が二塁への内野安打で出塁し、盗塁を決めて無死二塁。サンズは一ゴロに打ち取られたが、続く木浪がレフトへフライを打ち上げ、島田が快足を飛ばして生還。決勝の犠飛となった。

 試合後のヒーローインタビューでは「ストレートを打ったんですけど、それにあわせて、ずっと準備をしていたので、1球で仕留められてよかったです」と殊勲の犠飛を振り返った。「自分が声出しで全員野球ということを言ったんですけど、まさにその野球が出来たと思います」と自分の言葉を体現しての勝利を喜んでいた。

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