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阪神・佐藤輝 苦悩激白「眠れぬ日々あった」 不振、2軍落ちで苦しんだ後半戦

 阪神・佐藤輝明内野手(22)が27日、後半戦の苦悩を激白した。初のレギュラーシーズンは前半戦だけで20本塁打を放つ主力級の活躍を見せてきたが、五輪ブレーク後は打撃不振に苦しみ2軍落ちも経験。「(後半戦は)0点」と厳しく自己評価し、悔しさのあまり眠れなかった日があったことも明かした。

 プロ1年目で駆け抜けたレギュラーシーズンを振り返る中で、佐藤輝が表情を曇らせた瞬間があった。それは極度の打撃不振に苦しみ、9月10日に初の出場選手登録を抹消された時のことについて。当時の苦悩を初めて赤裸々に明かした。

 「まあ、寝られなかった。ファームに落ちた日とかはしばらく眠れなかったな」

 普段は、睡眠時間を特に大切にしているという佐藤輝。「寝ればすぐに切り替えられるのが自分の良さ」だと話していたが、この時ばかりは打てないふがいなさ、期待に応えられなかった悔しさから全く寝付けず。眠い目をこすりながら、デーゲーム中心の2軍戦に出場していた。

 ウエスタンで出場している時も「残念な気持ち」を抱えつつ「これからファームで結果残すぞという二つの気持ちも入り交じっていましたね」。懸命に前を向き、一日も早い不振脱却、1軍再昇格を目指してバットを振り込んだ。

 打てない時期を過ごしたからこそ、打てた時の喜びも大きかった。10月5日・DeNA戦では坂本から放った右前適時打が60打席ぶりの安打となり、一塁上では満面の笑み。ベンチに戻ると頻繁に目をこする姿もあった。

 「やっぱり打った時は余計にうれしくて、野球は面白いなと思えた。そういう苦しい時期も腐らずに頑張ることが大事なんじゃないかなと思いました」

 前半戦だけで20発を放ち、5月には月間MVPを獲得。ファン投票でオールスターに選出されるまで順風満帆なプロ生活を送ってきたが、後半戦で初めて味わった挫折が佐藤輝を一回り強くさせた。24日・広島戦(マツダ)で66日ぶりの24号3ランを放った際は最高の笑顔がはじけた。

 打率・158、4本塁打、12打点と苦しんだ後半戦は「0点」と厳しい自己評価を下したが、決してムダな日々ではなかった。「もっとできるというふうに思っているんで」。酸いも甘いも味わったレギュラーシーズンの経験を礎として、ポストシーズン、そして来季への道を歩んでいく。

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