阪神・佐藤輝 日本シリーズに刺激「来年は行けるように」ヤクルト投手陣にリベンジ誓う

 打撃練習に励む佐藤輝(撮影・田中太一)
 球団施設を掃除する佐藤輝(提供写真)
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 阪神は28日、鳴尾浜で行われていた若手中心の指定練習を打ち上げた。佐藤輝明内野手(22)は27日まで行われた日本シリーズをチェックしたことを明かし、大舞台への思いを強めた。来季も強敵となるヤクルト戦は、今季打率・148と苦戦。リベンジへ、オフは藤井康1、2軍巡回コーチから受けた指導も生かしてレベルアップを目指す。

 画面に映る歓喜の光景に、リベンジの念を強めた。前日27日に、ヤクルトがオリックスとの頂上決戦を制して日本一を達成。佐藤輝は「来年はあそこに行けるように。頑張って日本一目指してやっていきたいと思います」と思いを語った。

 悲願のVへ、王者攻略は必須条件となる。今季のヤクルト戦は61打数9安打で打率・148。同・129の中日戦に続いて抑え込まれている。ツバメ投手陣に対して「セ・リーグで一番良かった。だから優勝したと思います。全員出てくるピッチャー良かったので」と感服。さらなるレベルアップを誓った。

 「来年はそれを打ち崩せるように。僕自身もそうですし、(チーム)全体としてやって、勝てたら良いかなと思います」

 1年後は自身が歓喜の輪にいるため-。新たな知識をモノにしようと取り組んでいる。フリー打撃後には、藤井康1、2軍巡回コーチから「テル!きょうはあんまり気持ち良くないな!」と声が飛び、指導を受けた。

 同コーチは「ちょっと体が動いてないなと。もっとダイナミックに動いて良いよというところ」と指導内容を説明。佐藤輝は右足の上げ方などレクチャーを受け、「4スタンス理論に基づいて、話をしながら。もっと全身を使って振ろうというのは言われているので。そういう中でいろいろ変わってきているなと思います」とうなずいた。

 この日は若手中心に3日間行われた指定練習の最終日。シーズン中に左膝を痛めた影響で別メニュー調整となったが、「充実してたんじゃないでしょうか」と背番号8。30日からは鳴尾浜で1、2年目の選手を中心に例年行われる「強化指定練習」に参加予定だ。「一つ一つ考えながら。キャンプに全力でいけるように12月、1月とやっていく予定です」。オフもぬかりない準備を進めていく。

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