阪神・ドラ2鈴木 近本&佐藤輝斬り宣言 左打者に自信、貪欲に開幕ローテ狙う

 トレーニングする鈴木(撮影・山口登)
 自主トレを公開する青柳(右)を見つめる鈴木(撮影・田中太一)
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 阪神のドラフト2位・鈴木勇斗投手(21)=創価大=が13日、キャンプの紅白戦で佐藤輝、近本らを抑えてアピールすることに意気込んだ。この日から鳴尾浜での新人合同自主トレが第2クールに突入。キャッチボールやランニングなどで汗を流した。

 狙うは開幕ローテーション。そこに向け「やっぱり佐藤輝明さんとか、近本さんとか左も右もたくさんいいバッターがいるので。そこで抑えたらアピールになると思うので真っ向勝負していきたい」と力を込めた。矢野監督はキャンプ第1クールから紅白戦を行う方針で、主軸打者を仕留めて存在感を示す。

 大学時代は左打者に強く「追い込んだらスライダーなど、外に逃げる変化球を投げていたらある程度抑えられていた」と話す。だが、足を踏み入れたのはプロの世界だ。「外ばっかりだと簡単に打たれてしまうと思っているので、内の勝負が必要になる」と、新球習得に意欲をみせた。

 具体的には「シュート系というか、こっち(左打者の内角)のボールを習得したい」と懐をえぐる変化球に磨きをかける。「高橋遥人さんとかいいピッチャーがいるので、いろいろ教えていただけるなら教えてもらえたらと思います」と左腕の先輩から内角攻めの極意を学んでいく。

 プロのキャンプは未知の領域だが「これまでやってきたことをやっていって、そこで失敗したら次に生かせばいいと思っている。どんどんチャレンジし、いろいろな経験を積みたい」と前向き。チームの大物斬りで、首脳陣の視線を集める。

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