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【佐藤義則氏の眼】阪神・湯浅 ピンチに自分の投球を冷静に分析

 「広島2-3阪神」(5日、マツダスタジアム)

 阪神・湯浅京己投手(23)が1点リードの八回に圧巻の投球で勝利へ導いた。無死一塁からバントを好フィールディングで二塁へ送球したが、タイミングはアウトながら中野のベースを踏み損ねる失策でピンチ拡大。それでも続くクリーンアップを3人で打ち取った。デイリースポーツ評論家・佐藤義則氏(67)も「肝の据わった投球だった」とチームを救った右腕を絶賛した。

  ◇  ◇

 西勇が六回途中で降板という中で阪神の救援陣が素晴らしい活躍を見せた。中でも八回の湯浅はしびれるような場面をナイスピッチングで切り抜けた。

 無死一塁から菊池涼のバントに素晴らしいフィールディングを見せたが、遊撃・中野が二塁ベースを踏み遅れてピンチが拡大。普通なら平常心ではいられないような状況だが、ここからが肝の据わった投球だった。

 秋山を力ある真っすぐで左飛。続くマクブルームはスライダーで空振り三振に仕留めた。初球から4球連続でフォークを投げ、直球を1球挟んでのスライダー。決め球であるフォークの落ち方が悪いと自ら判断し、首を振ってスライダーを要求したものだった。あの状況で冷静に自分の投球を見極められるのはさすがといえる。

 坂倉もフォークを3球続けて最後は直球で空振り三振。ピンチは招いても結果を0点に抑えることが何より大事。気迫にあふれた見事な投球だった。

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