阪神・藤浪 477日ぶり先発白星の権利持って降板 7回途中5安打2失点7奪三振

 7回、岩貞にマウンドを託し、降板する藤浪(撮影・飯室逸平)
 6回、気迫の投球を見せる藤浪(撮影・飯室逸平)
 4回、マクブルームに死球を与え、頭を下げる藤浪(撮影・飯室逸平)
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 「広島-阪神」(6日、マツダスタジアム)

 阪神の先発・藤浪が勝ち投手の権利をつかんで降板した。6回1/3まで103球を投げ、5安打2失点。1四球2死球を与えたが7三振を奪った。最速は157キロ。今季12球団開幕投手で唯一白星がなく、勝てば21年4月16日・ヤクルト戦(甲子園)以来、477日ぶりの先発白星となる。

 藤浪は初回、野間の一塁内野安打から1死二塁のピンチを背負ったが、秋山を154キロで中飛、4番・マクブルームはスプリットで空振り三振に斬った。

 1-0の二回は2三振を奪い無失点。3-0の三回は先頭・会沢へ死球を与えた。2球目の152キロがすっぽ抜け背中に直撃。1死後、野間に右前打を浴びピンチ拡大。それでも菊池涼を空振り三振、秋山は155キロで左飛に打ち取った。

 5-0となった四回も先頭・マクブルームに死球。136キロカットボールが背中に直撃した。坂倉には左前打を浴び無死一、三塁。西川の二ゴロ併殺の間に1点を失ったが、小園を遊ゴロに抑えた。

 5-1の五回は会沢、野間を空振り三振に斬るなど無失点。六回もマウンドに上がったが、西川の中前打から1死一、二塁のピンチを背負ったところで交代を告げられた。

 藤浪は4月中旬に新型コロナウイルスに感染。交流戦での中継ぎ登板を経て、再び2軍で先発調整していた。

 今季は試合前の時点で8試合に登板し、0勝1敗、防御率4・29の成績を残している。

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