阪神・森下 レーザービーム!聖地初観戦の両親に魅せた「また見に来てもらえれば」

 7回、宮崎の右前打を処理し、素早く本塁に送球する森下(撮影・高部洋祐)
 試合を観戦する森下の父・善文さん(左)と母・ゆりさん(撮影・立川洋一郎)
 7回、森下の返球を受け、大和(9)をタッチアウトにする坂本(撮影・中田匡峻)
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 「阪神タイガース0-1横浜DeNAベイスターズ」(17日、甲子園球場)

 “森下キャノン”がこの日一番、場内の虎党を盛り上げた。スナイパーのように狙い澄ましたワンバウンド送球で魅せた。

 「送球にいくまでの体勢も良い感じにできた。あとはホームに投げるだけでした」

 両軍無得点の七回2死一、二塁。阪神・森下翔太外野手は代打・宮崎の右前打に素早く反応した。ライナー性の打球が手前に弾む間に猛チャージ。捕球から送球までスムーズな動作でレーザービームを繰り出し、二走・大和を本塁で刺した。

 打撃に注目が集まっているが、守備練習をおろそかにはしない。この日のレーザービームも日頃の鍛錬のたまものだ。

 開幕前3月3日の甲子園練習では、筒井外野守備走塁コーチと居残りで守備練習を行った。フェアラインに沿ってゴロ捕球の動作を何度も反復。「縦の動きが大事なんだよ」と同コーチが口酸っぱく指導する中、真っすぐ投げるための予備動作を体に染みこませていた。以降も同様の練習を続け、安定した送球を身に付けてきた。

 試合前練習でも打撃練習終了まで右翼守備に就いて、生きた打球を捕球している。「練習の成果が出たかなと思います」と納得顔。「守備は100%を目指している」と自負するだけある好プレーを、満員の虎党の前で披露した。

 この日は横浜市内に住む両親が、初めて1軍の試合を甲子園で観戦。父・善文さんは「甲子園はファンの数が本当にすごい」と目を丸くした。4打数無安打で息子の快音は聞けなかったが、「課題を克服してまた成長してほしい」とエール。森下も「また見に来てもらって楽しんでもらえれば」と聖地での“親孝行”を誓った。

 18年ぶりの優勝が早々に決まり、次に見据えるのはポストシーズン。「100%の状態に持って行けるように」。万全の準備で日本シリーズ進出に貢献する。

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