阪神 2軍が出場野手全員安打で大勝 門別の快投に和田監督「余裕がある」
「ウエスタン、広島2-12阪神」(7日、由宇球場)
阪神2軍は代打も含め出場野手全員安打の合計19安打12得点で大勝した。4番の豊田は3安打1打点1盗塁の活躍。育成ドラフト2位・福島、渡辺もそれぞれ2安打2打点するなど躍動した。
先発の門別は予定イニングの4回を2安打無失点。打たせてとる投球で圧倒し、わずか34球で4回を終えた。2番手のビーズリーは2回無安打無失点。各回を三者凡退に抑え、最速154キロも計測した。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-打線は19安打12得点、出場した野手全員が安打を放った。
「最後は粘り強くというか、ヒットが出ていなかった選手でも、最後にもう一回、回ってきて、そこで(1本)出す出さんというのは、今日の試合もそうだけど、次にもつながってくるからね。最後の1本というところはね。そういうものも含めて、開幕から最後の1打席までしっかりとやろう、というね。今日はできたかな、と」
-4番で起用した豊田が先制打も含め、3方向に打ち分けて3安打。状態もいいか。
「状態自体はまだ、いい日と悪い日がはっきりとしているんだけど、1本出ると2本、3本と打つ選手なので、最初の1本が何打席目に出るかでだいぶ違う中で。打順でいうとちょっと中心的なところを打たすと結果がいいかな、ここまでは見ているとね。いろんな選手との兼ね合いがあるので、常に同じ打順で打てないけど、打順に関係なく同じような打撃ができるようになってきたら(いい)。今日ぐらいの打撃をほかの打順でもできたらレベルも上がってくると思うし、続けてほしい」
-先発の門別は素晴らしい投球だった。1軍での経験をもって成長も感じられるか。
「そうだね。マウンド姿を見ていても余裕があるように見えるし、あれだけテンポとコントロールが良かったら、守っている方も非常に守りやすい。今日は三振を取りにいくというよりも打たせて取るような投球に徹していたかな、と。今日は最初から4イニングって言っていたんだけど、勝負どころではしっかりと力を入れてバットを折ったりしていたので。今は先発調整に入っているけど、最初の登板にしては非常に良かったんじゃないかな、と」
-去年と比較しても成長がみられるか。
「去年は1年目ということで、ある程度がむしゃらに投げていたけど、いまはマウンドでもいろんなものが見えているんじゃないかな。そこは大きいよね、やっぱりね。状況だったり、カウントとか相手の打者の特長とか、そういうものを見ながら投げられているなぁ、という感じはするね」
-今後は来週に投げる予定か。
「ちょっと1週間後のことは分からないけど。今日は4イニングだから、少しずつイニングを伸ばしていくという感じ」
-ビーズリーも2回パーフェクト。全力に近い形で投げられていた。
「もう本来に近い球じゃないかな。今日はちょっと変化球の微調整というか、制球というところで、ちょっと思ったところに投げられなかったかもしれないけど、キレとか真っすぐの強さとかを含めて、本来に近づいていると思うね」
-試合のない火曜日からの3日間は練習?
「そうだね。開幕してからずっとゲームだったので、試合になるといろんなことが出てくるので、練習でしっかりとチェックをして、もう一回反復をやって、また金曜日からの試合に臨みます」