阪神・岡田監督 後半戦も「普通」 中軸打順も「そのまま」4番・佐藤輝で開幕へ

 岡田監督
 ティー打撃をして汗を流す佐藤輝(撮影・立川洋一郎)
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 阪神の岡田彰布監督(66)が25日、新大阪駅で取材に応じ、26日・中日戦(甲子園)から始まる後半戦に向けて「普通にやるだけ」と強調した。

 これまで何度も繰り返してきた「普通」という言葉。“開幕戦”を前にしても虎将はブレない。投高打低に苦しんだ前半戦だったが、21日・広島戦(甲子園)では13安打12得点と打線が爆発。貯金1を確保し、上昇の気配を残しながら締めくくった。4位に沈むが、首位・巨人は3・5差と射程圏内に捉えている。

 逆襲の後半戦へ、岡田監督も「普通」の姿勢を崩さない。中軸の打順については「全然決めてない」としつつも「普通通りやるだけやん。前と一緒、(状態が)良かったら、そのままでええわけやん」。前半戦終盤の3番・森下、4番・佐藤輝、5番・大山のまま臨む可能性を示唆した。

 佐藤輝はこの日、甲子園で行われた全体練習に参加。打撃練習中には右翼で打球捕を行うなど終始リラックスした様子で、「一戦一戦しっかり頑張って戦いたい」と決意を新たにした。

 後半戦での奮起が求められる打線について、岡田監督は「みんな分かってることやから、そんなん。開幕から言うてる話やから、分かってるやん」と、あえて多くは語らなかった。指揮官の無言の期待に左の大砲が応えれば、逆転連覇は近づいてくる。

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