甲子園球場 内野席、アルプス席合わせ8割が屋根に覆われる 銀傘増築計画発表会 今オフ着工で28年3月完成

 100周年を迎えた甲子園球場の「アルプススタンド銀傘増築計画」発表会が2日、同球場で行われ、谷本修阪神電鉄取締役と宝馨高野連会長が出席した。

 内野席とアルプス席を合わせた8割が屋根に覆われることになり、工事期間は今オフから28年3月まで。工事はプロ野球のシーズンオフに進められるが、毎年3月に甲子園で開催されているオープン戦には影響が出る見込みだという。総工事費は150億円。

 新たな“進化”を遂げる聖地に、谷本氏は「甲子園の数々の名場面は感動を与え、記憶に刻まれてます。歴史と伝統を新たな時代に紡いでいくのが使命」と強調。100周年記念日の翌日とあって、「次の100年に向けてのメッセージを込めて。阪神甲子園球場の意思表示です」と思いを明かした。

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