阪神・秋山「涙は次の日本一で」 甲子園でのファイナルピッチセレモニーで笑顔のワンバン投球
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「阪神-DeNA」(30日、甲子園球場)
今季限りで引退する阪神・秋山拓巳投手(33)がファイナルピッチセレモニーを行い「楽しくやりきれたので、すごく気持ちがいいです」と白い歯をこぼした。
登板直前には梅野とキャッチボール。捕手は原口、打者はDeNAの筒香を迎えて大観衆の中、渾身(こんしん)の直球を投じた。まさかのワンバウンドに「あーー」と叫び、セレモニー後には「試合でも投げたことないような球だったんでびっくりしちゃいました」と振り返った。
投球後は岩崎と愛妻から花束が贈られ、選手らと握手を交わしてグラウンドを後にした。あいさつでは「引退発表してから泣いてばかりで、次の涙は日本一まで持っていきたい」と選手らを鼓舞した。今後は「強いタイガースのために力になりたい」と力を込めた。