阪神・藤川監督 「今は先輩たちが素晴らしい。僕たちの時代とは違う」「全員が横並びというのは偽りになる」【一問一答】

 阪神の藤川球児監督(44)が9日、新人入団発表会見に出席し、9選手へ「素直であることが一番大事」と金言を授けた。藤川監督の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 -伊原は背番号18。球団からの期待も込めて。

 「いや、自分で選んだみたいだけどね。僕もそこまでタッチしていないし、何番でもいいんじゃないかと思うけど」

 (続けて)

 「9人もドラフトされれば卑屈になる時も出てくるが、それでは成長が止まってしまう。晴れの舞台だから、今日の気持ちを忘れないようにしないと」

 -誰かの言葉を素直に聞く。

 「“かまってちゃん”じゃないけど卑屈というのはそういうこと」

 -素直というのは監督自身も大切にしてきたことか。

 「うまくいかない間というのがあったけど、今は先輩たちが素晴らしい。僕たちの時代とは違う。最下位を何年も続けている時だったので、頑張っている努力している選手をあまり良く見ない時代もあった。今はいい先輩たちに囲まれているので大丈夫だと思う」

 -壁に当たった時の取り組みは。

 「諦めないことじゃないですか。タイガースから必要ないと言われてもやり続けるくらいの気持ちがなければ突き破れない。マナーをうるさく言う方もいるけど、マナー良くやっても1軍には上がれない(笑)」

 -新人のキャンプの振り分けはこれからか。

 「もちろん。9名の立ち位置というのをある程度、伝えなければいけない。全員が横並びというのは偽りになる。私にとっては普通。現場はリアルで生きている。空想で話はできない。来年の合同自主トレを見ながら」

 -独立リーグ出身の選手は自主性が高いか。

 「高いですけど、満足感が満たされてしまう可能性も何件か見ている。だから歩みを止めない。満足しないというのは続けなければいけない」

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