阪神・中野 春季C野手会開催の幹事に名乗り「あまりないなと」 結束へ選手会長が一役 秋Cで親分肌な一面も

 阪神の中野拓夢内野手(28)が22日、春季キャンプでの野手会開催の“幹事”に名乗り出た。チームでは西勇や岩崎らが主催の投手会は度々行われているが、「確かに野手会ってあまりないなと思っていた」。選手会長として、野手の結束力強化に一役買う覚悟だ。

 これまでのキャンプも後輩選手と食事をすることはあったが、全員集合はなかった。「なかなか自分から言えないというか…」。先輩選手に多少なりとも気を使っていたが、今年で選手会長も2年目。「そういうところで野手の絆というか、一致団結することも大事」と開催を実現させたい。

 昨秋の安芸キャンプでは育成外国人のアルナエスの歓迎会を主催。「同じ内野手ですし、なじんでくれたらいいなと思って誘いました」と親分肌な一面も見せていた。まだ新人選手とは対面していないが、今年から加わるメンバーも多く、開催となれば南国の夜はにぎやかになりそうだ。

 「自分発信で言うことも一つ。どこかのタイミングで、自分発信でやれればなと思います」

 一方でグラウンドでは自分に集中する。昨季は悔しい一年になった。宜野座組(1軍)スタートとなったキャンプは「個人のやるべきことをしっかりやっていけば、自然とチームを引っ張っていけるような姿になる」とまずは自身の進化が優先。口ではなく、背中で引っ張ろうとしている。

 愛知県岡崎市での自主トレから帰阪し、甲子園での練習も再始動。打撃中心で精力的に動いている。「キャンプはすぐ目の前。ケガをしないように、いい状態で入っていけたらいいかなと思います」。練習に選手会長や“幹事”の役割と、沖縄では忙しくなりそうだ。

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