阪神・高寺 レフト挑戦 藤川監督の複数ポジション制始動「言われたところで守れるように」出場機会増へ可能性探る

 前川(58)とレフトでノックを受ける高寺(撮影・中田匡峻)
 高寺(右)と話す藤川監督(撮影・中田匡峻)
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 「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)

 阪神の藤川球児監督(44)が野手の複数ポジションプランを予告していた通り、高寺望夢内野手(22)がシートノックで左翼に就いた。「自由にやってくださいと伝えている」とコーチ陣に一任しているようで、高寺には春季キャンプ前に伝えていたという。

 シートノックで普段と違う光景が広がった。二遊間がメインの高寺が外野用のグラブを手に、芝生へ向かって走る。「ちょっとバッターと距離が遠かったです…」。当たり前すぎるが、外野初経験の景色は不思議に感じたようだ。

 指揮官は高寺について「オールラウンダーのところからスタートする」と熊谷、植田に続く、スペシャリストに指名。「スタメンで出られるような選手に育ってほしい」という思いはあるが、可能性を探っている。

 プロ5年目の若虎も出場機会を増やすため、プラスに捉えた。「1軍にいるためには言われたところで守れるように練習していきたい」。昨季はウエスタンの最多安打と打撃センスには定評がある。守れるポジションが増えることに損はない。

 打撃練習では何度も柵越えを放つなど、パワーもついてきた。「実戦ももう少しである。しっかり準備して、試合で結果を残せるようにやっていきたい」。藤川監督のプランに応えようと燃えている。指揮官の考えはチームの活性化にもつながりそうだ。

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