阪神 糸井SAの臨時コーチ「続!」シーズン中も継続へ 「すごくやりがい」藤川監督オファーに快諾

 バットを手に小幡(右)と話す糸井臨時コーチ(撮影・中田匡峻)
 近本と話す臨時コーチの糸井SA(撮影・中田匡峻)
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 「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)

 阪神・糸井嘉男SA(43)が3日、臨時コーチ2日間の業務を終えた。超人は佐藤輝の覚醒を促すため、クリケットバット、NPB球より重いボールを持参。小幡、井上、ヘルナンデスらにも惜しみなく助言を送った。藤川監督は超人イズムを高く評価し、シーズン中も“臨時コーチ”を託すことを決断。糸井SAも「続!」と超人節で快諾した。

 超人の体を心地いい疲労感が包んだ。藤川監督と後輩たちのため、全力で挑んだ2日間。初めての臨時コーチ業を全うした糸井SAは開口一番、素直な感想を口にした。

 「大変だなと思いました(笑)。一人一人を把握しておかないといけないですし、いいアドバイスが送れるかなと…。僕も初めての経験で不安もありましたけど、みんな聞いてくれた。すごくやりがいがありました」

 藤川監督から直接、臨時コーチのオファーを受け、気合十分で沖縄にやって来た。クリケットバットとNPB球より重い“超人ボール”を持参。近大の後輩・佐藤輝の成長を促すと、近本、大山、木浪、中野ら、かつて一緒にプレーした後輩とも交流した。グラウンドでは「超人塾」を開講。小幡、井上、ヘルナンデスらに助言を送り、疑問には経験談を交えて真摯(しんし)に答えた。

 新任の小谷野打撃チーフコーチらと、ナインの橋渡し役として期待していた藤川監督は「自分としてもいい時間だった」と感謝し、ニヤリと笑った。

 「糸井SAが着ているタイガースのジャケットは私たちで預かりますから。彼が甲子園に来た日はいつでもそのウエアを着てグラウンドに降りてきてもらう。彼ぐらいの打者が打ち方だったり、ひと言言うだけでホントに能力がアップしますからね」。シーズン中も引き続き“臨時コーチ”を託すことを決めた。

 将のオファーを糸井SAは快諾。練習後、藤川監督にあいさつした際は「続!」と叫んだ。

 「そんな話をいただきましたし、そういうこともしたいなと。ここまで携わらせていただいたのでね」

 もうすっかり藤川阪神の一員だ。「バッティングだけ上積みがあれば絶対に優勝できるチーム」と断言。「監督、コーチ、タイガースの方々に感謝してますし、グラウンドってやっぱりいいなと思いましたね」。V奪還と後輩たちの成長を信じて、超人は再びグラウンドに戻ってくる。

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