阪神・桐敷 今年も鯉キラー「だいぶ上がってきた」球速&出力もOK 昨季対防御率0・00!開幕任せろ
阪神の桐敷拓馬投手(25)が26日、今季も鯉キラーとなることを意気込んだ。昨季は中継ぎとして広島戦14試合に登板し、防御率0・00だった左腕。開幕カードにも自身を持って臨み、広島打線を封じ込める。前日25日に行われた「中継ぎ会」では刺激を受け、結束を高めたことも明かした。
開幕を目前とし、桐敷は「いよいよというか、あっという間というか、そんな感じですかね」と笑った。いきなりお得意さまを相手とするかもしれない。桐敷は頼もしく宣言した。
「去年相性が良かったので、少しは自信を持って投げられればと思います」
開幕カードを戦う広島には昨季、中継ぎとして14試合を投げ、防御率0・00。プロ通算で見ても、中継ぎとして対戦した計20試合は無失点に封じ込めている。「去年は去年として、またここから」と今年も鯉キラーを継続していく意気込みだ。
「投げる回数が多かったので、広島打線も(自分の)イメージがついてるのかな」と桐敷。「そこを逆に突いたり、他の球を投げたりしながら攻められれば」と、対戦回数の多さを逆手に取っていきたい。もちろん広島戦に限ったことではない。「ランナーをためようが、今年もゼロでいくことにこだわりたい」と気合を見せた。
前日にはチームの結束をさらに強めた。岩崎が音頭を取って「中継ぎ会」を開催。岩崎から呼びかけられたのは「中継ぎは一人一人、ライバルではあるが、チームメート」ということ。「自分が1イニング行った後に、大智さん(石井)なり岡留なり、2人でゼロにしたり、チームという意味では強いと思う。もう一回、結束を高められたのは良かった」とチームで戦う意識を再確認した。
この日はSGLでのキャッチボール、ダッシュなどで汗を流した。昨季70試合に登板したこともあり、キャンプでは出力が上がらなかったこともあったが、「球速もだいぶ上がってきた」と仕上がりを認める。
昨年は初めて中継ぎとしてシーズンを過ごして必死だったが、「今年はどこか余裕じゃないですけど、落ち着いた自分でいるように意識していたので、順調に来られた」と胸を張った。「開幕戦は独特なので、しっかりチームに貢献できるようにやっていければ」。ブルペンの中心として、今季も大車輪の活躍を見せる。
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