阪神 平田2軍監督がドラ5・佐野を絶賛「見事。もう言うことない」プロ初4安打など記録ずくめ
「ウエスタン、阪神7-0広島」(30日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
阪神は11安打と猛攻し、7点差の快勝だった。
先発の伊藤稜は6回1安打無失点と好投し、プロ初勝利を挙げた。今季最長の6イニングを投げ、六回2死は江口をこの日最速の146キロの直球で空振り三振に仕留めてマウンドを降りた。
野手は戸井が約2年ぶりのアーチ。今季1号2ランで価値ある先制点を挙げた。ドラフト5位・佐野(日本海L富山)はプロ初の4安打で5試合連続安打に4試合連続適時打と大暴れ。平田2軍監督は「見事だね。もう言うことないよ」と絶賛した。
平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-伊藤稜が6回無失点。
「ずっと安定してね。マックス146キロかな。ナゴヤの方がギア上げたときにスピードが出てたけど、でもフォアボールも何個?(死球が1個)そうやろ、ないやろ。3ボールになっても粘ったり、三振を取って欲しいなというところで取ったり。安定感というのが続いているよね。この間は五回に、トップバッターにちょっとストライクを取りに行って(走者を)出したという反省を今日踏まえて。六回は今日全力でいけって。最後のイニングなんでね。出し切れということを言ったんだけど、しっかり6イニング、ゼロで抑えてくれたよな。1安打か」
-けがにも苦しんでいた中での好投だった。
「ずっと見ていたのでね。そういうところで去年フェニックスで球団が、もう1年見てくれるという温情というか、球団もそういうチャンスをくれたというところを。今のところ順調に来てるんで。これは面白い存在になるよ」
-戸井が今季1号。
「バントをしっかり決めなきゃいかんけど、その後に気持ちを切り替えてね、もう失敗したことはしょうがないんで。それはまた練習すればいいことだけど、その後には見事なホームランや。それはもう良いことばっかりゲームであるわけないし、ミスも出るかもしれないけど、その後にね、切り替えてしっかりとできるかというところで。先制の2ラン、あれは大きかったよな。ただ、やっぱバントをしっかり決めなきゃいけないという反省はしっかりせなあかん」
-佐野が4安打。
「見事だね。うん、もう言うことないよ。今日は盗塁も1個でしょ。もっともっと走るとかも興味を持って。最後はファーストも守らせたりね、そういういろんなポジションも守れるというね、こういう時に経験させようと思ったんだけどね」
-今日は投打がしっかりかみ合って。
「いや、ミスが多すぎるな。うん。昨日のホームランを打った(井上)広大にしても、もうほんま昨日打ったんかいって言いたくなるしな。投打にかみ合ってないやん、全然。相手がミスしてくれてゲッツーとかをあれしただけで。こんな試合でな、投打がかみ合いましたね、なんて言われたって。全然そんなこと思ってない。全員バッティングだよ。福島でもまだまだだし、他の若い選手でも全然、俺はもうかみ合ってもかみ合ったとか、そんなん全然思ってない。これからまだ来月から4月に月も変わるし。これもう今ここで満足されたんじゃ困るんでね。満足なんかしてる選手はいないけど。すぐ練習だっつったんだ」
-アルナエスは連続安打が続いている。
「ジーン(・アルナエス)ちゃんもやっぱり佐野と一緒でね、しっかりと必ずヒット1本は打つし。やはりミート力があるもんね。そういうところはやっぱり佐野もアルナエスもいい数字が出てるとこじゃないかな。見習うところたくさんあるよ、みんなね。うちの選手。だって打率4割超えてるはずよ、佐野なんか今日でも。楽勝にね。規定打席がジーンもちょっと足りないくらいだったり。佐野も中日で名古屋で3試合、京セラでいい経験さしてもらったんで。それはジーンも佐野も1軍の最後の京セラのオープン戦で1軍の経験させてもらったんでね。やはり1軍でやらなきゃいけないという気持ちも強くなったと思うしな。(自ら)伊藤稜は順調にきてるよ」
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