阪神・原口 帝京魂で石橋貴明先輩にエール がん闘病で交流深まり感謝…同じ病「乗り越えて」早期復帰願う
阪神の原口文仁内野手(33)が7日、食道がんを3日に公表したお笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明(63)の早期復帰を願った。原口自身は大腸がんの闘病経験があり、がんを患った1人の人として、帝京野球部の後輩OBとして大先輩にエールを送った。
「ここからがいろいろ大変だと思うんですけど、また元気にテレビだったり、YouTubeだったり、もちろん野球盤も一緒にお世話になっているので。そういう復帰をすごく願ってます」
突然の出来事は3日の京セラドームでの試合後に、トレーナーから聞いた。発表されたコメントも読み、すぐさま連絡した。原口にとって石橋は「分け隔てなく接してくれる後輩思いの大先輩」。今年も正月番組「夢対決2025 とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」で共演し、「藤川タイガースで頑張れ」と激励を受けていた。
原口は26歳だった18年12月に大腸がんと診断された。石橋からは発表直後に励ましのLINEをもらったという。19年1月に手術後、抗がん剤治療も受け、検査や通院をしながら同年6月に奇跡の1軍復帰。大先輩とは病気をきっかけに交流が深まった。
長い付き合いの中、「いつも気にしてくださってたので。本当にありがたい」と感謝。何より同じ病の経験があるからこそ、痛みやつらさが分かる。「まずは体調を崩さないように、本当にそこに気を付けて。まず手術を乗り越えてほしい」。語気を強めて言葉に思いを込めた。
「元気になって、また一緒に野球盤だったり、活躍しているところを見たいなと思います」。再び共演する日を思い描き、“帝京魂”を送った。
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