阪神・工藤「本当に情けない」2暴投…悔し初黒星 3点リード守れずビーズリーの今季初星消える「また信頼を取り戻す」

 6回、1死一、三塁で打者山田の時、2度目の暴投で追加点を許した工藤(撮影・田中太一)
 6回、無死二、三塁、打者・サンタナの時、工藤の暴投を梅野が捕球できず失点を許す
 6回途中、マウンドを降り、ベンチで頭を抱える工藤(撮影・北村雅宏)
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 「阪神3-5ヤクルト」(9日、甲子園球場)

 悔しい甲子園デビューとなった。阪神の育成ドラフト1位・工藤(四国ILp徳島)が公式戦で初めて立った聖地のマウンドでプロ初黒星を喫した。3点リードの六回無死二、三塁。ビーズリーに代わり、「1人もランナーをかえさない」気持ちでヤクルト打線に臨んだ。

 しかし、サンタナの5球目、フォークが暴投となって1点を献上。その後も制球が定まらず四球を与えた。続くオスナは遊飛で1死一、三塁となったが、山田への4球目に投じた直球も暴投に。2点目も失い、続く5球目で四球となったところで交代が告げられた。

 試合後は反省の言葉を繰り返し、うつむいた。「ああいう形で点を取られてしまって、スリーアウトを取れなかったのが本当に情けない」。慣れない甲子園のマウンドにも、「特にそんな投げにくいわけでもない」と話し、「本当に僕の至らなさというか、ダメなところが全部出た」とただただ自分を責めた。

 プロ初登板だった3月29日の広島戦(マツダ)では勝ち越しを許すもチームはその後、逆転に成功。以降は3試合連続無失点と立ち直っていたが、敗戦投手となった。それでも前を向くしかない。「自分のせいで負けてしまったからこそ切り替えてやっていくしかないと思うので、また信頼を取り戻すというか、もっと楽に考えて楽なピッチングをしていきたい」。悔しさを糧に、工藤はもっともっと強くなっていく。

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