「阪神－中日」（１１日、甲子園球場）

　阪神の森下翔太外野手が試合前練習で早速、魚雷バットを手に大山と言葉をかわすシーンがあった。

　グリップテープを巻き、芯の部分には自身の刻印も入っている。打撃練習で試したが「試作なんで。こっからすり合わせですね」と語り、感触については「重心の違いですね。重心が根本にある感じです」と説明。「きょうは使わないです」と試合での使用は見送る方針で「試す可能性はあるかなと思います」とした。

　打撃練習前に森下と言葉をかわしていた大山悠輔内野手は「わかんないです。それだけです」とコメント。佐藤輝明内野手は魚雷バットを手にフリー打撃で３本の柵越えをマーク。「試してみる価値はあるんじゃないかなと思います。試作段階なので」と明かし、「違和感ありますよ。違うので。僕も３年くらい一緒のバット使っているので」と語った。

　前日には前川右京外野手も魚雷バットを使用してフリー打撃を行っていた。ＮＰＢはこの日、臨時の規則委員会で１１日から試合で使用することが可能と発表。友寄委員はトルピードバットを規則と照らし合わせて計測。「安全性についても問題はない」としていた。