阪神・ドラ1伊原 大役巡ってきた20日先発に気合「粘り強く投げたい」 連敗ストップへ「工夫していくだけ」

 「阪神0-3広島」(19日、甲子園球場)

 阪神は守備が乱れ、打線も振るわず、今季3度目の完封負け。精彩を欠いた戦いぶりに藤川球児監督(44)も試合後、「野球になってないですね」と厳しい言葉を連ねた。これで今季甲子園では1勝5敗、ホームゲームも1勝7敗1分けと苦しい戦いが続く。

 20日の広島戦(甲子園)でプロ初先発する阪神のドラフト1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=が19日、初陣への意気込みを語った。「とにかく0で抑えられたらいいんで、ランナーを出しても粘り強く投げたい」。チームの甲子園連敗を止めるのはこの男だ。

 広島との初戦だった18日。智弁学園の先輩・村上が二回につかまり、一挙5失点した場面を目の当たりにした。「打線の状態はいいと思う」と警戒しながらも、「うまく調子の良さを逆手に取れればいい。対策を練ること、自分のボールを投げることが大事」と強気の姿勢で臨む。

 ここまで中継ぎとして6試合に登板し、防御率0・00。開幕カードの3月30日に広島打線とは対峙(たいじ)しており、2回を1安打2奪三振で無失点だった。2巡目以降の対戦がカギとなるが「試合の中で工夫していくだけなので」と捕手との対話を大切にして臨機応変に対応する。

 中7日での調整に「ずっと同じ感じでできている」と準備万全。プロ入り後初の打席に向け、この日も走塁練習をするなど入念に練習を行った。「久しぶりなのでどうなるか分からないが、バッターもランナーも楽しみたい」と前向きに話した。

 「まだないですけど、当日は多分緊張するので。いい緊張でマウンドに上がりたい」と背番号18。応援に駆けつける家族の前でも好投を見せたい。連敗ストッパーとなり、聖地でプロ初勝利をつかみ取る。

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