阪神・デュプランティエ 5回8K自責0 失策絡み初星お預けも「できなかったのは自分のミス」

 「阪神0-3広島」(19日、甲子園球場)

 またも来日初勝利はお預けとなったが、阪神のジョン・デュプランティエ投手は上々の投球を見せた。前回の10日・ヤクルト戦(甲子園)は降雨でノーゲームになったが、この日は快晴の中での登板に。初回は「軌道、制球がよかった」というカットボールでいきなり2者連続三振。2四球を与えたが、最後も野間を空振り三振に仕留めた。

 二回は木浪の2失策が絡み3失点。それでも三回以降、ピンチを背負いながらも追加点を与えず、5回を4安打3失点(自責0)にまとめた。8つの三振を奪ったが、「三振を狙わずにいいボールを投げることに集中していた」と右腕。不運な形での失点にも「自分の仕事としては、なんとか三振を取ったり、打たせて点を与えないところだった」と話し、「それができなかったのは自分のミス」と味方を責めなかった。

 粘り強い投球も、5回で97球と球数はかさんだ。「相手チームが粘りのある打席を送っていて、どうしても球数を使って守備の時間が長くなってしまった。改善できれば」と今後への糧となった。収穫を生かし、次こそ記念の1勝をつかみ取る。

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