阪神・ドラ1伊原 プロ初先発で初勝利に両親安ど 父「叫びまくり」母「ほっとしました」 兄も声援駆けつけた
「阪神8-1広島」(20日、甲子園球場)
新人左腕が聖地に六甲おろしを響かせた。阪神のドラフト1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=がプロ初先発で5回無失点5奪三振の好投。12球団の新人一番乗りとなるプロ初勝利を挙げた。チームは甲子園で11日の中日戦以来となる今季2勝目。連敗を2で止め、2位に浮上した。
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伊原の両親と兄もスタンドから声援を送った。父・伸さん(57)は「ほっとしましたね」と安堵(あんど)。三回のピンチの場面には「ちょっとヒヤヒヤしましたね」と話しながらも、「ゼロが続いていたので、ここは強気でゼロやろ、ゼロで抑えろとは思っていました」と明かした。佐藤輝の2本塁打には「叫びまくり。手上げて死にそうになっていた(笑)」と大興奮した様子だった。
母・優子さん(56)は「マウンドに出てきたら、ちょっと自分がどうなるんやろって感じだった」と手に汗握って観戦。「ピンチを迎えましたけど、粘って頑張ってくれたので、ほっとしました」と胸をなで下ろした。続けて「あんなに大きな声で応援してもらえることに、親としても感動しました」と虎党の後押しにも感謝した。
記念の1勝を挙げた息子の今後にも期待が膨らむ。伸さんは「冷静に投げられるようなピッチャーというか、やっぱり点は取られたらいけないと思うので」とエールを送った。
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