阪神・デュプランティエ 初ビジターも堂々5回0封7K 援護なく連勝逃すも仲間、守備を信頼「坂本の配球が素晴らしかった」

 「DeNA1-0阪神」(15日、横浜スタジアム)

 チームの勝利のため、懸命に腕を振った。阪神のジョン・デュプランティエ投手は5回2安打無失点。来日2勝目こそつかめなかったが、DeNA打線を相手にスコアボードにゼロを並べた。最速153キロの直球と緩い変化球のコンビネーションで7つの三振を奪う好投を見せた。

 初回は相手打線に粘られ、25球を費やしたが無失点で切り抜けた。三回まで二塁を踏ませない投球。両軍無得点で迎えた四回には、先頭の牧に右前打を浴びて中軸を迎える。まずは度会をカーブで空振り三振。続くオースティンの二ゴロの間に2死二塁となり。佐野と対峙(たいじ)した。変化球を3球続けて追い込むと、4球目のカーブで空振り三振に斬った。

 五回は2死から林に四球を与え、続くジャクソンへの3球目で林が二盗。得点圏に走者を許したが、ここは冷静に5球目のカーブで空振り三振を奪い、この回3三振でピンチを脱した。

 この日だけで7つの三振を奪った。「変化球の精度と制球がすごく良かったよ。自分でも驚いたけど、チェンジアップの効果が良かったね」。速球と組み合わせて打者を手玉に取った。

 三振だけが狙いではない。「心の中では三振を取りに行って、その結果が三振になればいい」。仲間を信じて投げることが信条だ。「守備をすごく信頼している。なんとか弱いゴロを打たせてアウトを取ってもらう」。チームの野球を重視し、好投を続けてきた。

 初のビジターでの登板でも期待に応えた。「坂本の配球が素晴らしかった。良い守備をしてくれたので投げ切ることができました」。来日2勝目は次回登板にお預けとなったが、ここまで5試合に登板し、防御率は1・00と圧倒的な成績を誇る。「イニングは5回だったけど、次回もチームに貢献できるように頑張るよ」。次こそは勝利をつかみたい。

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