阪神・嶋村 0封リード&3安打 支配下猛アピ!止まらないOP戦打率・714 1軍で初フル出場「言葉にできない疲れ方」

 「オープン戦、阪神5-0ソフトバンク」(6日、甲子園球場)

 阪神はオープン戦・ソフトバンク戦に5-0で勝利した。1軍の対外試合では初のスタメンマスクとなった嶋村麟士朗捕手(22)が、3安打に加えて計7投手による無失点リレーに貢献。甲子園のファンの前で攻守で躍動し、早期の支配下登録を猛アピールした。

 背番号3桁が攻守で躍動した。今年初の甲子園で、スタメンマスクを任された嶋村がフル出場。打っては3安打で守っては7人の投手陣を好リードし完封。支配下登録へ向けて大きく前進した。

 持ち前の打力を発揮した。三回、松本晴から追い込まれながらも中前打を放ち、自身甲子園初安打。五回は詰まりながら左前に運んだ。八回には中継ぎで実績のある津森の直球を捉え、痛烈な中前打。「自分が思ってたように打てた。オフにやってきたことが全部出た」と納得の表情。4打数3安打で、オープン戦打率は・714に達した。

 守りでも堂々とプレーした。開幕投手に決まっている村上とバッテリーを組んだ。直近のソフトバンク打線を研究して試合に入り、息の合ったコンビネーションで3回を無失点。「頌樹(村上)さんが信じて投げてくれたのはうれしかった」とニッコリ。ベンチへ戻ってからも言葉を交わし「今の状況ではなかなか組めない。すごい勉強になった」と大きな財産を得た。

 四回以降、小刻みな投手リレーでも懸命に引っ張った。六回は、1死満塁の大ピンチで正木を併殺打に仕留め、ガッツポーズ。試合終了の瞬間は、ホッとしたような様子で仲間とハイタッチ。初めて1軍の舞台でフル出場し「準備の大切さを学んだ日だった。すごい頭を使って、言葉にできない疲れ方をしました」と汗をぬぐった。

 開幕投手と組ませ、最後まで起用し続けた藤川監督。「個人のことは言うことはない」と話しつつ「いいものは見せていると思います」と評価。2月のキャンプでも、MVPの1人に選出した若虎の成長はチームにとっても大きい。

 早期の支配下登録へ向け、猛アピールとなったが「自信になったとかはない。立場的には結果を出さないといけない」と慢心はなし。振り返りのため、タブレットを手にグラウンドを後にした。嶋村の目標は支配下のさらに先。チームの扇の要だ。

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