阪神・藤川監督「準備は完璧」OP戦3位フィニッシュ「全勢力挙げて東京ドームに乗り込みましょう」
「オープン戦、オリックス1-0阪神」(22日、京セラドーム大阪)
阪神は22日、オープン戦全日程を終え、9勝5敗1分けの3位タイとした。藤川球児監督(45)は2リーグ制導入以降、球団史上初となる連覇に向け「準備は完璧にできた」と収穫を強調。投手陣は石井の負傷離脱があった中、OP戦チーム防御率は12球団トップの1・44。野手では中川や高寺ら若虎の成長もあった。照準にするのは3・27巨人戦。「全勢力を挙げて乗り込みましょう」と闘争心をムキ出しにした。公式戦はセ、パ両リーグとも27日に開幕する。
敗戦の試合後、藤川監督は笑顔で会見場に姿を見せた。球団史上初のリーグ連覇…いや、その先に常勝タイガースを作り上げるべく、戦力の見極めと育成に没頭した2、3月。オープン戦全日程を終え「最後まで戦い抜く準備は完璧にできました」と晴れやかな表情で言い切った。胸を占める自信と、全責任を背負う覚悟。収穫は多かった。
「背番号や顔は変わっていませんが、中身が変わった選手もいるし、新たに出てきそうな選手もいる。非常にたくましいシーズンになるんじゃないかと。またそうしなければいけないという責任があると感じています」
開幕前の最終戦。グラウンドには確かな変化があった。試合前練習に投打の新助っ人、ラグズデールとディベイニーが不在。開幕ロースターから外す決断をした。特にディベイニーは昨季、固定しきれなかった遊撃候補として、シーズン中から交渉を続け獲得した選手。ギリギリまで状態を見極めたが、再調整で復調を待つのが最善と判断した。
打順にも変化がある。オープン戦では初めて大山を5番起用した。森下、佐藤輝の不在時に4番、再合流後は6番に据えてきた精神的支柱。その間、5番には主に若手のホープとして中川を据え、21日には同じく高寺を置いた。一貫して指揮官は「タイガースは大山で待つということに変わりはない」としながら、次代を担う2人に主軸の重圧を体感させた。
変わるものがあれば、変わらないものもある。12球団随一を誇る投手陣に死角はない。オープン戦15試合を戦い失点はわずか23。チーム防御率は唯一の1点台、1・44と圧倒的な数字を残した。課題とした若手リリーフ右腕では、この日も連投の早川に木下、石黒を起用。石井が負傷離脱した中で「現状でギリギリ戦える。大きく飛躍するきっかけを秘めている」と上積みの手応えを得た。
連覇を狙った24年のオープン戦は3勝14敗1分けの最下位。前半戦で4位と波に乗れなかった。5年ぶりの優勝こそ逃したが、今年は9勝5敗1分けで貯金4。選手らが見せる勝利への執念も収穫だ。残り4日の準備期間を経て宿敵と3・27開幕戦に挑む。「全力で立ち向かう。全勢力を挙げて東京ドームに乗り込みましょう」と藤川監督。球団史の新たな1ページに名を刻む1年。さぁ、王者のシーズンが始まる。
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