阪神 若虎執念!首位陥落も七回見せた前川&高寺の反撃打 レギュラー奪取へ前川「数字を積み上げていく」

 「阪神3-4巨人」(14日、甲子園球場)

 阪神は接戦を落とし、連勝は4でストップ。首位から陥落した。それでも2点を追う七回、前川右京外野手(22)の右前適時打で1点を返し、代打・高寺望夢内野手(23)がバットを折りながらも中前に逆転2点打。救援陣が打たれて逆転負けしたが、甲子園で行われた伝統の一戦で若虎が意地を見せた。切り替えて、再び白星を積み重ねる。

 歓声はやがて、地鳴りのような熱狂へと形を変えていた。今季初の伝統の一戦。同最長の5連勝を目指し、前川と高寺の若虎コンビが宿敵相手に牙をむく。ただ白星には直結せず、連勝は4でストップ。首位陥落という結果になったが、劣勢ムードをはね返したシーンに虎党は胸を熱くした。

 打線は六回まで2安打と沈黙。重苦しい雰囲気の中、2点を追う七回の攻撃前に放たれたジェット風船が“反撃の合図”になった。

 代わった北浦を攻めて1死一、三塁の好機が到来。ここで前川が初球146キロを鋭く振り抜くと、打球は右前に抜ける適時打となった。待望の1点をもたらした本人は「(狙い球を)絞っていけたので、良かったです」と思い切りが奏功したと振り返った。

 なおも2死二、三塁の場面に、ベンチは代打・高寺を送り込んだ。高寺はカウント1-1からの3球目にバットを折られたが、フラフラと舞い上がった打球は外野の芝生にポトリ。遊撃・泉口の背走も及ばず、逆転の2点中前適時打となった。

 熱狂の渦に包まれたグラウンドで、背番号67は力強くガッツポーズ。プロ入り初の代打適時打をマークした高寺は「打てるボールをしっかり打とうと」と打席内での意識を明かした。

 試合は序盤から巨人ペースで進み、相手先発・則本に手を焼いた。右腕とは楽天時代に3度の対戦があるものの通算で防御率0・00。その突破口を切り開いたのも、前川だった。二回2死一塁でチーム初安打となる中前打。2球で追い込まれるも、ファウルで粘りながら8球目のスライダーをヒットコースに運んだ。

 開幕は2軍ながら、7日に1軍初昇格をつかんだ。この日の2安打で2戦連続マルチ安打とし、起死回生の逆転適時打を放った10日・中日戦から出場3試合連続安打。コンスタントに結果を残している。

 「本当に数字を積み上げていくしかない。1年間通して、やらないといけないなという気持ち」と笑顔を一切見せず、次戦に視線を向けた。敗戦の中で際立ったのは、レギュラー奪取を狙う若虎たちの執念。燃える闘志を心に宿し、勝利につながる一打を求めていく。

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