阪神・佐藤輝 日本新ペースの猛打賞 2夜連続で早くも6度目 NPB記録は西岡剛&秋山翔吾の「27」

 「阪神3-5巨人」(1日、甲子園球場)

 阪神は2試合連続の2桁安打を放ったが、巨人に3-5で競り負け、連勝は2で止まった。佐藤輝明内野手(27)は2試合連続で3安打放ち、12球団最多となる今季6度目の猛打賞。年間30度に達するハイペースで、プロ野球最多記録の27度を上回る勢いだ。5月は黒星スタートとなったが、“三冠”を維持する頼れる主砲が猛虎打線をけん引する。

 バットを振れば、ヒットゾーンへと打球が飛んでいく。佐藤輝が5打数3安打で今季6度目の猛打賞を記録。「良かったです」。敗れただけに明るい表情とはいかなかったが、驚異のペースで安打を積み重ねている。今季初の2試合連続猛打賞で打率も・387まで上昇した。

 まずは初回1死一、二塁。先発・田中将の146キロ直球を捉え、強烈なライナーを中前へ飛ばした。打球速度180・9キロは今季最速の181・2キロに匹敵する打球。得点にはつながらなかったが、5月も最高のスタートを切った。

 三回2死では右前打。直前で森下が併殺打に倒れ、嫌な雰囲気だったが流れを変えた。二盗も成功させ、坂本の2点適時打を呼び込んだ。5点ビハインドから3点差に詰め寄り、まだ試合は分からない。これで前の試合から4打席連続安打となった。

 五回1死の打席では、カウント2-2から7球目の直球がボール判定となったところで四球と思い込み、一塁へ歩きかけた。慌てて打席に戻ったが、フルカウントから空振り三振。主砲の勘違いに聖地の空気が一瞬、和んだ。

 七回1死の第4打席は田中瑛から右前打。41安打は両リーグ最多。本塁打はダルベックとサンタナに並ばれたが、まだ“三冠”もキープしている。特筆すべきは猛打賞のペースだ。昨季7度だったが、今季はすでに6度目。年間30度ペースとしていて、過去最多の2010年・西岡剛(ロッテ)、15年・秋山翔吾(西武)の27度を超える勢いで快音を奏でている。

 九回は守護神のマルティネスに空振り三振だったが、猛虎打線としてもあと一歩のところまで塁上をにぎわせた。藤川監督も「ゲームの形はね、チャンスもつくっていますからね」と悲観せず。今季4度目の2試合連続2桁安打と、打線は好調と言っていい。

 振り返れば、開幕戦も4月初戦も黒星スタートだった。それでも3、4月は17勝9敗1分けと絶好の滑り出し。昨年も5月は15勝9敗1分けと6つの貯金をつくり、波に乗った。佐藤輝自身も昨季は5月が打率・323と月別のハイアベレージを記録している。

 一方で巨人には2勝4敗と負け越している。甲子園では3試合で勝利なし。2日からは5連休のゴールデンウイークに突入し、多くの少年少女たちも観戦に来るだろう。「明日も頑張ります」と佐藤輝。伝統の一戦で、虎の4番が打って勝つことをファンは待ちわびている。

 【NPB最多30度ペース】佐藤輝の猛打賞6度は今季12球団最多。143試合に換算すると、30度に達する勢いだ。シーズン猛打賞のプロ野球記録は27度で、10年西岡剛(ロッテ)と15年秋山翔吾(西武)。今季の佐藤輝は、これをしのぐ量産態勢である。

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