阪神・佐藤輝 2年連続セ最速10号 球団では田淵以来 母の日男や!23年7打点、昨年V打 母のサポートに感謝「オムライス作って」

 6回、ソロを放つ佐藤輝(撮影・山口登)
 子どもたちとタッチを交わす(右から)佐藤輝、嶋村、才木(撮影・西田忠信)
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 「阪神3-0DeNA」(10日、甲子園球場)

 感謝の思いを込めた節目のアーチだ。阪神は1点リードの六回に、佐藤輝明内野手(27)が10号ソロをマーク。2年連続でのリーグ最速10号到達となり、球団では72~75年の田淵幸一以来、51年ぶり3人目の快記録となった。チームの母の日6連勝を導き、連敗を止めた活躍で、12日からの首位・ヤクルト2連戦(神宮)に弾みを付けた。

 ピンクバットから放たれた打球は浜風、声援、そして母への思いにも乗ってスタンドへ届いた。佐藤輝はとにかく母の日に強い。「追加点がほしいところで打てて良かった」。最高の感触でリーグ最速の10号に到達。ホームランキングが格の違いを見せつけた。

 節目の一発は1点リードの六回1死。石田裕のシンカーを捉えた。五月晴れの聖地に白球が舞うと、飛距離121メートルで左中間席へ。「なかなか打てる球も来ない感じでしたけど、あそこで打てて良かったです」。4試合ぶりのアーチで新人から6年連続の2桁弾。球団では岡田彰布の12年、田淵幸一の10年に次ぐ記録だ。さらに球団で2年連続のリーグ最速10号到達は72~75年の田淵幸一以来、51年ぶり3人目の快記録にもなった。

 これだけ打てば、もちろん警戒される。9日は初回から申告敬遠で歩かされ、この日も四回2死二塁でカウント3-1になると敬遠された。藤川監督は「我慢をしながらですけどね」と言った。本人も理解している。「一打席、一打席じゃないですかね」。相手の策に崩されるほど、柔な打者ではない。これで今季の才木の先発日は全戦で安打し打率・500となった。

 母の日は23年にDeNAを相手に3ランと満塁本塁打で7打点。昨年も中日戦で決勝の適時二塁打を放った。「ずっと支えてくれているのでね。今日は良かったです」。今年は作り置きで食事面のサポートもしてくれている。「ありがたいですね」と感謝は尽きない。

 特別な日、「言葉を送りました」と母へメッセージを届けた。好きな料理は「全部」と無邪気な笑みを浮かべる。ここで息子からリクエストが飛んだ。「最近オムライスを食べてないんで、作って」。MVPになり、球界のスターになっても、実家に帰れば一人の子ども。かわいい一面ものぞかせた。

 この3連戦は「こどもまつり」として行われていた。連敗で用意されていたイベントがなくなることもあったが、3戦目にしてついにキッズインタビューも実施。活躍した日に食べるものは「白いご飯をいっぱい食べてます」と笑顔で回答。野球少年少女へは「練習あるのみですね」と努力の大切さも伝えた。

 チームは連敗を止め、首位・ヤクルトと1ゲーム差に縮めた。母の日は21年から6連勝。「深くは考えずに、1本ずつ積み重ねていくだけだと思う。一試合、一試合みんなで頑張りたい」。大人も子どもも喜ばせ、記録にも、記憶にも残る日曜日になった。

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