阪神 39試合目の今季初零敗 藤川監督も脱帽「やっぱり今の栗林投手、素晴らしいですね」

 「阪神0-2広島」(15日、甲子園球場)

 本塁を踏めないままゲームセットを迎えた。阪神は打線が奮わず2連敗。今季39試合目にして初の零封負けを喫した。藤川球児監督(45)は広島先発の栗林良吏投手(29)を「素晴らしかった」とたたえた。チームの1安打零封負けは2022年5月6日の中日戦以来で藤川政権では初。また、栗林はシーズン2度目の1安打完封で球団史上初の快挙を成し遂げた。

 球場全体の熱気は、最終回にようやく増した。2点を追う九回2死二塁。一発出れば同点の場面で佐藤輝が打席に立つ。しかし、高く上がった打球は中堅手のグラブに収まった。今季39試合目で初の零封負け。藤川監督は「やっぱり今の栗林投手、素晴らしいですね」と潔く敗戦を受け止め、脱帽した。

 初回1死から森下が相手失策で出塁。2死後、大山の右前打で一、三塁と好機が広がるも、中野が中飛に倒れた。二回以降は栗林の前に凡打の連続。140キロ台中盤の直球は制球良く両サイドに投げ分けられ、代名詞のフォークも低めに集まっていた。攻略の糸口を見つけられず、二回から八回まで全て三者凡退。カットボールとカーブも有効活用され、わずか1安打と苦しめられた。

 試合前時点で栗林の防御率はリーグ2位の0・96。指揮官は「カウントを取るボールも、勝負球もいくつか持っているというところでは現状の数字通り、素晴らしかったと思いますね」と高水準の投球術に言及した。

 阪神は2024年5月24日・巨人戦で戸郷にノーヒットノーランを喫した過去がある。2年ぶりの屈辱は回避したものの、1安打零封負けは22年5月6日・中日戦以来4年ぶり。藤川政権では初となった。

 今季3度目の顔合わせとなった栗林には4月5日に8回1失点の好投を許していた。同26日は1-0で勝利も、得点は佐藤輝のソロのみ。7回2安打1失点と完全攻略には至っていなかった。交流戦明けに対戦も見込まれるだけに、苦手意識は早めに拭いたい。

 3戦連続で2番に入った森下は栗林に対して、プロ入り通算15打数無安打。六回2死ではフェンスギリギリの中飛に凡退していた。背番号1は「(栗林が)良かったですね。切り替えてやっていきます」と、すぐさま次戦に目を向けた。

 今年初めてスコアボードに9個のゼロが並んだが、開幕から38試合連続得点は球団40年ぶり。粘り強く戦い続けた軌跡は色あせない。2点を追う九回も、1死から高寺が初球に二盗成功。勝利への執念を燃やした。「相手に勝とうとする、ということを最後までやっていかないといけませんから」と藤川監督。完敗を引きずることなく、次なる戦いに心血を注ぐ。

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