【岡義朗氏の眼】中日戦7点差逆転勝利を呼んだ阪神の好循環 いい競争を生んでいる

 「阪神(降雨中止)中日」(21日、甲子園球場)

 阪神は22日からの巨人3連戦(東京ドーム)を経て交流戦へ向かう。20日の中日戦で0-7からの終盤大逆転勝利を遂げるなど25勝17敗1分け。デイリスポーツ評論家の岡義朗氏は、好調をキープする要因に藤川球児監督の選手起用を挙げた。

  ◇  ◇

 阪神はケガ人の出たポジションに起用された選手が、緊張感の中で自分の役割を把握して、いい仕事ができている。

 藤川監督が多くの選手にチャンスを与え、成績を出せば試合に出続けられるという雰囲気がいい競争を生んでいる。これを結果につなげているのが高寺だろう。近本が離脱したセンターで、福島らと競争をしながらいいプレーができている。

 この好循環が結果となったのが20日・中日戦での7点差逆転勝利ではないだろうか。おのおのが自分の役割に徹し、諦めずに打線をつないだ結果、終盤にギアが入って大量得点に結びついたのだと思う。

 週末の巨人3連戦を終えると交流戦が始まる。これまでセ・リーグのチームはやや苦戦する傾向にあった。データや雰囲気の違い、DH制の有無に加え、パ・リーグの打者は積極的に打ちにくるという野球観の違いもある。技術だけでは結果が出にくい場合も多い。選手はデータなど準備を入念に、その中で思い切って立ち向かうしかない。首脳陣は相手監督の性格を読み、作戦や傾向を大切にしてもらいたい。

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