【谷佳知氏の眼】2打席連続弾の阪神・大山 五回の犠飛に技術の高さを感じた

 「DeNA3-11阪神」(19日、横浜スタジアム)

 阪神は13安打11得点で大勝。ヤクルトと並び首位に再浮上した。佐藤輝明の先制適時二塁打を皮切りに初回一挙5得点。坂本誠志郎、森下翔太、2打席連続アーチの大山悠輔と計4本塁打で2試合連続2桁得点。デイリースポーツ評論家の谷佳知氏は、大山の犠飛に注目。「技術の高さ」を解説した。

  ◇  ◇

 3、4、5番が活躍する理想的な展開で、阪神がリーグ戦再開となった一戦に大勝した。

 森下、佐藤輝、大山のクリーンアップがそれぞれいい仕事をしていたが、中でも大山の打撃は印象に残った。八、九回には2打席連続の本塁打。最後は狙いにいっての完璧な一発で4打点目を挙げた。

 本塁打はもちろん素晴らしかったが、細かいところに目を向けると、2点差と追い上げてきたDeNAを突き放した五回の犠飛にベテランらしい技術の高さを感じた。

 最低限の仕事と表現されがちだが、狙って犠飛を打つのは難しい。ボールの選択を間違えることなく、低めの変化球をきっちりと外野フライにしたのはさすがだった。

 大山は初回の一挙5得点の中でも、状況判断をした上で、遊ゴロで確実に打点を挙げている。打点を取るべきところで取ってチームに貢献する。これがクリーンアップの仕事だろう。

 交流戦では苦戦した阪神だが、リーグ戦初戦を取れたのは大きい。いい勝ち方で勢いがつくスタートを切れた。

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