阪神・下村 聖地デビュー7・2有力 2軍で石井から金言「軸足の“スイッチ”の入れ方ハマるものがあった」
「阪神(雨天中止)ヤクルト」(24日、甲子園球場)
阪神・下村海翔投手(24)が甲子園で行われる7月2日・中日戦にプロ初登板することが有力になったと24日、分かった。この日のヤクルト戦が雨天中止となり、ローテ再編が行われたため。24年4月に受けたトミー・ジョン手術から復帰してプロ3年目を迎える23年度ドラ1右腕は、本拠地デビューへ向けて着々と準備を進めている。
雨音が響く甲子園室内練習場で、黙々と汗を流した。虎党も期待を膨らませる23年度ドラ1のデビュー戦。下村は「そこに向けて準備していくだけだと思うので、一つ一つ、毎日できることをしっかり頑張りたい」と爽やかに話した。
23日に1軍へ合流した右腕。今回が今季4度目の1軍練習参加となるが、状態のチェックが主な目的だった過去3回とは意味合いが違う。「先発投手がどう回るかとかも、ある程度勉強しているところ」と下村。「雨で(試合が)流れたところはトレーナーさんとかと相談して、いろいろ聞いたりしてやっています」と全てを成長の材料に、1軍デビューへ向けて本格的な準備を進めているところだ。
恵みの雨とも言えるかもしれない。この日の中止を受けて、チームはローテを再編。25日・ヤクルト戦は大竹がスライド登板し、26日からの広島3連戦(マツダ)は村上、伊原、高橋という布陣になる見込みだ。これを受け、当初は28日・同戦でのプロ初先発が濃厚とみられていた下村は、7月2日・中日戦での先発が有力に。虎党で埋め尽くされた本拠地で、デビューを飾る可能性が高まった。
24年4月に受けたトミー・ジョン手術から2年以上が経過。慎重な復帰プランを経て、ここまで着実に状態を上げてきた。先発した21日のファーム・オリックス戦(豊中)では無四球で7回1安打無失点と圧巻。「『投げている最中に痛くなったらどうしよう』とか、そういう感じはだんだん消えてきて、試合に集中できるようになった」と力強く前へと進んでいる。
先輩たちからも多くのことを吸収しているところだ。ファームでは左アキレス腱断裂からの復帰を目指しリハビリ中の石井から金言も授かった。トレーニング方法について助言をもらっているといい「ざっくり言えば、お尻の使い方というか、軸足の“スイッチ”の入れ方。教えてもらったやつで一つ、ハマるものがあったので」と手応えを実感。その日のコンディションによって、さまざまな方法を取り入れているという。
長期に及ぶリハビリ中も真摯(しんし)に自身と向き合ってきた24歳。「チャンスをいただけるなら、精いっぱい頑張りたいなと思います」。真っさらな聖地のマウンドに上がる日が近づいている。
